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ウィルホームコンサルプラザのブログ

2024.04.05

見学のときは「入居後の生活についての質問」も忘れずに

有料老人ホームなど高齢者施設に見学に行くとき、費用のことやサービス内容、面会や外出についてなど事前に質問項目を準備したいという方も多いと思います。

今回はその質問項目を、入居時点の問題と入居後の生活についての問題に分けて考えてみました。

 

入居時点での問題にかかわる質問とは

 

ひと言でいえば「こんな私ですけど入れますか」というジャンルの質問です。

具体的には下記ような質問です。

・認知症の症状が進んで家族も疲弊、面倒見てくれますか
・胃ろうを増設しているが受入は可能ですか
・アレルギーで食べられない食材があるが対応は可能ですか
・人工透析を受けているが入居相談はできますか
・末期がんだが大丈夫ですか、積極的な治療は望みません
・自由に外出したり外食したりしたい、OKですか
・予算は最大時に込みで月25万円がギリギリ、収まりますか

ホームの入居要件に適しているかを確認する内容の質問という言い方もできますね。
いずれも大切な質問ですが、この「入居時点での質問」は、ホームからの回答がNGだった場合は選択肢から外せばよいだけで、後述する「入居後の問題」と違って「こんなはずじゃなかった」は起こりにくいといえます。

 

入居後の生活についての質問とは

 

一方、入居された後のことについての質問は、入居前の質問(問題)をひと通りクリアしたうえで、入居契約を結び、荷物を運び入れ、お身体もホームに入ったその後の問題のことです。

胃ろうでもOKとか、自由な外出や外食も「お元気なうちは」の条件付きでOKとか、月額利用料のほかにかかる費用の説明を受けて足し算したら予算内で収まる…などで、安心して入居となるわけですが、以下のような「入居後のこと」も質問しておかないと、「こんなはずじゃなかった」という事態が起こることもあるので要注意です。

●予算面
「要介護5になったときで月の費用はどれくらいになりますか」
「おむつは持込可能ですか」
要介護1で自己負担割合が1割の方だと、加算分を除いた自己負担額は約18,000円くらいですが、要介護5になったときには約26,000円と8,000円ほど上がります。また要介護度が上がるとおむつなどの消耗品費も増えます。
おむつの持込が不可で、ホームから割高なおむつを購入しなくてはならないところや、使用済おむつの廃棄料が別途かかるところもあります。
また介護保険の自己負担割合は所得に応じて1割~3割に分かれています。介護の費用として聞いていた額が「1割負担の方の場合」だと、負担割合が2割なら2倍、3割なら3倍になります。

有料老人ホームの公式ページや料金表に記載されている介護保険自己負担額は1割負担の場合の額のみが記載されているケースも多いです。

「車いすが必要になったときは無償で借りられますか」
「車いすを自費でレンタルするとき購入のときの費用は」
入居時には必要なかった車いすが、入居後の身体状況の変化によって必要になったとき、介護付有料老人ホームの場合は介護保険を利用した福祉用具のレンタルができません。ホームによっては備品として用意している車いすを無償で貸与してくれるところもありますが、購入または自費でレンタルしてくださいというところも結構多いです。

車いすを使っていない方やそのご家族にとって、「将来車いすを使うことになるかもしれない」という想像は抜けてしまうことも多いのです。

「おむつなどの消耗品費」にかかる費用は、ホームの相談員さんも触れて下さる方が多いですが、車いすについてはこちらから触れないとあえて触れてくれないケースがままあります。

●生活面
「食事の時間は一斉ですか」
ホームの食事は、効率面を考えて学校の給食のように「みんな揃っていただきます」とか、食事に介助の必要な方と自身で召し上がれる方の二部制で、それぞれ時間がある程度決まっているところがあります。

保健所の指導で調理から二時間までしか取り置きができないのはどのホームでも共通ですが、昼食時間として設定されている例えば11時半~13時半までの2時間であれば「いつダイニングにお越しいただいても良いですよ」というホームばかりではないということです。

見たいTV番組を見てから食堂に降りたい、とか大勢の人と一緒に食べるのが苦手なので食堂が落ち着いたタイミングで食事をとりたいというニーズがある方だと「そんな話は聞いていない」ということにもなりかねません。

「お酒は館内で飲めますか」
飲酒の取り扱いもホームによって異なります。「居室内ならOK」というところや、逆に共用のダイニングで食事の時間帯に限り可というところもある一方、館内での飲酒は一切不可というホームもあります。一か所目のホームで「ウチは医師からアルコールを止められている…という方でなければ飲酒は自由です。なぜなら有料老人ホームは施設ではなく自宅だからです」と説明を受けて「有料老人ホームってそうなんだ」と2か所目以降のホームで飲酒の可否を確認しないと、「NG」ホームにあたることもあるわけです。

毎日の晩酌を楽しみな習慣としていたお父様が、入居先ホームで一切お酒を飲めないことを聞かされ絶望、もう出たいと訴えられたら、「仕方ないので諦めて」と言えますか?

●持込制限面
「裸火や刃物類のほかに持ち込めないものはありますか」
多くのホームでは裸火(ライターやロウソク、お線香など)と刃物類の持込を不可としています。裸火については館内で火災が発生すると自力で逃げられない方も多く入居されているからで、刃物類は持ち主にその危険がなくても何らかの理由で「持つと危険な方に渡ってしまう」ことによる事故や事件を未然に防ぐことを理由としています。

この「リスクを未然に防ぐための持込制限」は、ホームによって見解が異なります。例えば電子レンジは加熱しすぎると発火や爆発の恐れがあることから持込不可としているホームがあります。また電気ケトル(ティファールなど)もコードを引っかけるなどして倒してしまうと熱傷(やけど)の恐れがあり、持込できないところがあります。

大きな家電品だとほかには冷蔵庫も持込不可や「推奨しない」などの制限を設けているホームがあります。これは消費期限の管理が難しいからで、冷蔵庫の奥に残っていた腐った食品を食べてしまうことによる食中毒を「リスク」ととらえることによるものです。

持ち込む荷物は、生活に直接かかわります。どうぞ「細かい」部分ですが、きちんと確認することですね。

 

「紹介センター」の存在意義とは

 

最後になりますが、「有料老人ホーム紹介センター」というのは、突き詰めてみるとこの「見学時のチェック事項」をきちんと確認し、入居後のトラブルを未然に防ぐことに最も大きな意義があると思います。

「どこにどんな名前のホームがあって費用はこれくらい」「空室は現在●室」などは、何もプロが介在しなくてもインターネットで検索するか、ホームに直接問い合わせれば済みますよね。

最近はインターネットを介した「情報提供」のみで対面の面談もなく、見学にも同行せず、契約にも同席しない事業者がむしろ「主流」となっていますが、私たちウィルホームコンサルプラザでは対面の面談と見学への同行はこれからも続けていきます。

私たちの存在意義はそこにあると、強く信じているためです。