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ウィルホームコンサルプラザのブログ

2024.03.27

高齢者ホームの「点と線」

ホーム入居のタイミングについて、仕事柄よく質問を受けます。「いつ頃から検討を始めるのが良いのか」といったご質問ですね。もちろん人それぞれ事情や背景があり、「こうすべき」といった正解はないのですが、それでもそんな質問をいただいたとき「空白の時間をやり過ごすことが難しくなったとき」とお答えすることが多いです。

 

在宅介護サービスは「点」で提供

 

訪問介護のヘルパーさんも、デイサービスの送迎車も、決まった曜日の決まった時間に家に来てくれますよね。これはケアプランに基づいて個々の事業者と契約しているからです。

ただ9時~10時までの1時間、という契約であれば9時には必ずヘルパーさんが来てくれますが、10時になると必ず帰ってしまうわけです。

近所で働くお嫁さんがパート仕事を済ませて帰ってくるのが16時なら6時間、同居している息子さんが勤め先から帰宅するのが19時であれば9時間は誰も訪れず一人きりの時間になります。独居されている方で翌朝9時にまたヘルパーさんが来るまで一人…という方なら23時間空くことになりますね。これを「空白の時間」と呼んでいるわけです。

このように在宅での介護サービスは一本の線で途切れず続く「線」ではなく、「ヘルパーの訪問」や「デイ利用」などサービスは「点」で提供され、点と点の間にはどうしても空白の時間が生まれるということになります。

この空白の時間には、転倒しても誰も気づけません。出かけた先で迷子になってしまわれても、いつどこへ出かけたのかすらわかりません。怪しい訪問者に騙されて大金を失ったり、いわゆるオレオレ詐欺の電話に引っかかる例も過去のご相談事例にはありました。

このように空白の時間を一人でやり過ごすことが難しくなったり、周囲が心配されるようなことがあれば、ホーム入居を検討し始めるタイミングではないかと思います。「入居する」タイミングではありません、「検討を始める」タイミングという意味です。

 

ホームで提供される「線」のサービスとは

 

高齢者ホームの中にも、在宅と同じように介護サービスが「点」で提供されるタイプのものもあれば介護サービスが切れ間のない「線」で提供されるものもあります。

前者は住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、後者には特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、グループホームなどがあります。

介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームって何が違うの?という質問はよくいただくのですが、その違いはココにあるのです。

特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホームなど、介護サービスが「線」で提供される施設では、要介護度別に介護費用が定額になっていますので、「ヘルパーさんに何度お手伝いを頼んだか」によって費用が上下することがないわけです。乱暴な言い方をすれば「何度呼んでも、呼ばなくても費用は同じ」です。

定期的な訪室や入浴/排泄/食事といった身の回りのお手伝いのほか、コールにも24時間体制で都度対応するのでサービスが「線」なわけです。

 

「点」で提供されるタイプのホームでは

 

一方、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、介護保険の使い方が在宅と同じです。

在宅と違うのは、多くの住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では1階に「居宅介護支援事業所」(ケアマネの事務所)と「訪問介護事業所」(ヘルパーさんの事業所)が併設されている点でしょうか。在宅のときは自転車に乗って事業所から訪問に来てくれたケアマネさんやヘルパーさんが、同じ建物の1階にある事業所からやってくるようなイメージです。

但し使い方は在宅と同じですから、上の例でいえば10時以降は次の訪問予定までの間、「空白の時間」が生まれることには変わりありません。ホームによってはこの空白部分にも介護サービスが必要になられた方には別途費用を徴収することでカバーしているところもありますが、その費用やカバーしてくれる内容はさまざま異なります。

「同じ有料老人ホームだから同じようなものだろう」ではありません。費用やサービス内容にも大きくかかわってくる部分です。きちんと理解できるまで確認しましょう。

 

「介護」を念頭に考えるなら「線」を基本線に

 

ホーム入居に際して「介護」サービスを受けることを主目的として考える場合は、「線」でサービスが受けられる特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、グループホームを基本線として考えると良いと思います。

特別養護老人ホーム(特養)は近年個室化が進んでおり、民間の有料老人ホームとの価格差は縮まっています。また郊外を中心に空室アリ情報もチラホラ伺うようになりました。

100人超の待機を抱えるところももちろん多いのですが、ホーム検討の際には空室情報をあたってみると良いと思います。介護職は24時間常駐、看護職は日中のみの配置ですが常駐しています。夜間は看護職が不在となるため、夜間に看護職を必要とする身体状況になられたときには住み続けることができません。入居対象は原則「要介護3」以上の認定を受けている高齢者です。

グループホームは、介護保険の中で「地域密着型サービス」に分類されており、住民票のある自治体にある事業所にしか入居することができません。新宿区に住民票のある方は新宿区内のグループホームにしか入居することができない、ということです。入居対象は認知症の診断を受けた、要支援2以上の認定を受けた高齢者です。

なおグループホームには看護職の配置義務がありません。看護職による医療行為が必要な方は入居NGとなるところも多いので要確認ですね。

また居室はすべて個室ですが、トイレと洗面は付いていないところが多いです。認知症の診断を受けている方が入居される前提ということもあり、「(おむつや汚れた下着など)流してはいけないものを流してしまう」リスクや、単純にコスト削減の意味もあるでしょう。

介護付有料老人ホームは上記2つと比べると幅が広いですが、ざっくりとした特徴を挙げると…

・居室はほぼ(99%くらい)個室です。
・トイレと洗面もほぼ(90%くらい?)は居室に備え付けです。
・介護職は24時間365日、看護職も日勤帯は毎日常駐します。
・入居対象は自立から、要支援から、要介護から…とホームによって異なります。
・看護職は24時間常駐するホームもあります
・理学療法士など機能訓練専門職を常駐するホームもあります。
・前払金は億単位のところから0円まで様々です。
・現在のお住まいとは関係なくどこでも選べます。

幅が広い分、条件にあったところを探すのは難しいとも言えます。

ウィルホームコンサルプラザでは、介護付有料老人ホームはもちろん、特養やグループホームと比較しながら入居を検討したいという方からのご相談も大歓迎で承っております。

どうぞお気軽にお問い合わせください♪