私たちが見学のときに確認していること(10) | 有料老人ホーム、高齢者・シニア向け住宅を探すなら、紹介センターウィルホームコンサルプラザ


月~金 10:00~19:00 / 土日祝 11:00~17:00
休業日:年末年始
MENU

ウィルホームコンサルプラザのブログ

2016.03.30

私たちが見学のときに確認していること(10)

私たちウィルホームコンサルプラザの相談員が、有料老人ホームなどに見学に伺ったときに現地で確認していることをご紹介してきた本シリーズ、最終回の質問は…

「ホームの強みは何ですか」

としたいと思います。有料老人ホームに見学に行ったらぜひ入居相談員さんや施設長さんに投げかけたい質問です。

141746

自らのホームの強みを理解しているか

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などたくさんの高齢者住宅が開設されている今、首都圏ではホームの半径10キロ圏内にひとつも競合他社がないというケースは珍しいでしょう。逆に徒歩圏内にいくつもの有料老人ホームが密集する激戦区では、他社ホームが目の前に!というところもあったりします。

そのような状況ですから、ホームの入居相談員や施設長は、自らのホームが近隣の他社ホームと比べてどこに強みを持っているのか、説明ができなくてはいけません。費用が安い、駅から近い、部屋が広いなどといった「施設概要」的な部分ではなく、ソフト面での強み、特にパンフレットなどには細かく書ききれない日常生活上でのサービスや協力医療機関との連携などについて具体的にきちんと説明していただけると、安心材料になりますね。

ただ、自分のホームのことしか知らずに、客観的な自己評価ができるでしょうか。

近隣他社ホームの良いところを吸収する姿勢

先日訪問したある有料老人ホームでは、裏に競合他社の有料老人ホームがあったのですが、施設長同士が交流の機会を持ち、お互いで情報交換をしていると伺いました。現状に満足せず、お互いの良いところを吸収しあう姿勢に好感を持ちました。

自らの身分を明かしたうえで近隣ホームの見学に出向く施設長さんや入居相談員さんにもお会いしましたが、自身の強みを確認するためにも、弱い部分を認識し、改善策を考えるためにも大切なことだと思います。

但し他社の悪口はNG

これは有料老人ホーム業界に限らずよく言われることですが、同業他社の悪口を言うようなホームは要注意です。他社を低くすることで自らを高く見せようとするこの手法は、ビジネスマナーとしても品がないですし、他社を理解し自らを分析できていれば使う必要がないはずだからです。

シリーズまとめ

今回の記事で全10回にわたってお届けしてまいりました「私たちが見学のときに確認していること」ですが今回で最終回となります。

食事や入浴といった日常生活上のこと、施設長を含むリハビリや看護職員などスタッフのこと、入居後の身体状況の変化に対する対応や終末期のケアのこと…とホームを評価するモノサシがこれだけたくさんあるということにお気づきいただけたのではないかと思います。

161449

例えば月額料金20万円のAホームと22万円のBホームでは月々の料金に2万円の差があり、「費用」というモノサシだとAホームに軍配が上がりますが、「リハビリ」や「協力医療機関との連携」など別のモノサシで2つのホームを比べたときにBホームに2万円以上の価値があると判断できれば、その方にとってはBホームの方が良いホームということになります。

このモノサシ(ホーム選びの基準)は、費用や立地、駅からの距離、居室面積など数字で表せる(=見学に行かなくてもパンフレットなどを見れば載っていて知ることができる)ものと、現地に行って確認しないとわからないものに分かれます。今シリーズで取り上げた10の質問は、いずれも見学に行って確認すべきものを選んでいます。

(もちろんどのモノサシを重視するかは人によって異なります。優先順位をつけて整理する必要がありますね。)

ただやはりホームに見学に行ったときに、何を見て、何を聞き、何を確認すればよいかよくわからない、不安だという方も多いと思います。

私たちウィルホームコンサルプラザでは、そのようなご相談が多いことをふまえ、ホーム見学時の相談員同行を徹底しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。ご連絡をお待ちしております。