有料老人ホーム選びの落とし穴(7) 運営会社についての「落とし穴」 | 有料老人ホーム、高齢者・シニア向け住宅を探すなら、紹介センターウィルホームコンサルプラザ


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ウィルホームコンサルプラザのブログ

2016.05.30

有料老人ホーム選びの落とし穴(7) 運営会社についての「落とし穴」

シリーズ7回目となる今回は、運営会社についての落とし穴についてお話いたします。

実は以前にも「運営事業者から考える有料老人ホーム選び」というタイトルで、大手事業者と小規模事業者それぞれのメリット・デメリットを前後編に分けてご紹介したことがありました。誰でも名前を知っている大きな会社が運営しているから安心…とは必ずしも言えないこともあることに触れています。

これも運営会社についての大きな「落とし穴」なのですが、今回は別の視点からも運営会社の「落とし穴」を考えてみたいと思います。

本社と現場の「上下関係」

これは比較的、規模が大きい運営会社や異業種からの参入組に多いのですが、本社と現場の間に溝があったり、管理する側と管理される側という上下関係になっている場合があります。

本社側に、現場に対して適切な指示や教育のできる人材がおらず、「現場のことは現場任せ」というと聞こえは良いのですが、放置状態になってしまっていたり、逆に現場の責任者であるホーム長の権限がきわめて小さく、何かあるたびに本社に「お伺い」を立てなければいけなかったりといった具合です。

それでも現場が上手に回っている間はまだ良いのですが、何かトラブルがあったときに、適切な判断・処置をこの「溝や上下関係」が邪魔することがあります。

・入居者に転倒などの事故があったとき

・入居者同士でトラブルがあったとき

・現場職員間で揉め事があったとき

などです。このようなトラブルは、本来であれば適切な報告・連絡・相談の手続きを経て対応することが必要ですが、本社と現場の間に溝や上下関係があると、「これくらいのことは現場判断でOK。報告しないでも大丈夫」や「ミスを指摘されてマイナスの査定を受けたくない」と、問題を隠したり小さく見せたりといった対処をとってしまうことがあります。

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適切な処置がなされなかったり遅れたりすることで、入居者の転倒などの事故は後に患部の悪化がADLの低下につながる可能性もありますし、有料老人ホーム内での入居者同士のトラブルが、殺人事件にまで発展した年初のニュースは記憶に新しいところです。また職員間の揉め事を放置することは、派閥化による勤務帯や職種間での連絡系統のモレや遮断といった弊害を生んだり、大量離職に結びついてしまうこともあります。それぞれ、ご入居者にも直接、大きな影響をもたらすリスクがあるのです。

見学時に確認できること

本社と現場間での溝や上下関係は、当然パンフレットやホームページなどで確認できるものではありません。また見学に行っても、簡単にわかるものではないのですが、ヒントがないわけではありません。

見学時に本社から入居相談員さんが同席される場合は、現場のホーム長さんとのやり取りに注目するのもひとつの方法です。お互いの関係に不自然な溝や上下関係がないかどうか、注意していると気づくこともあります。

また、しっかりと現場を統括できているかという視点でホーム長さんから話を聞いてみるのも良いでしょう。現職に就くまでの経緯などを伺うのも参考になると思います。

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ホームで提供されるケアやサービスは、チームワークあってのものです。介護や看護、機能訓練など現場での多職種間だけでなく、本社と現場がしっかり手と手を取り合う関係になっていれば、意見や要望がクレームになる前に対処したり、小さな事故を教訓に、後の大きな事故を未然に防ぐこともできるのです。見学の際はぜひ、そのような視点でもホームを見てください!

次回は「施設見学チェックリストの落とし穴」についてお話いたします。どうぞお楽しみに!