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ウィルホームコンサルプラザのブログ

2015.11.09

有料老人ホームでのリハビリについて

回復期リハビリテーション病院や老人保健施設(老健)から直接入居される方が増えたこともあり、有料老人ホーム側でもリハビリに力を入れたホームが増えてきました。
これら「リハビリ注力型」有料老人ホームと、病院・老健でのリハビリはどう違うのでしょうか。

病院や老健で提供されるリハビリが在宅復帰を目的とした期間限定型のものであるのに対し、有料老人ホームでのリハビリはホームでの生活を円滑にお過ごしいただくことを目的とし、日常生活の中に織り込まれた「生活リハビリ」を中心とする点が大きな違いとなります。

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専用の機能訓練室を用意し、各種リハビリマシンを配置したホームも近年、増えています。

 

リハビリ病院や老健で、専門の機能訓練スタッフのもと、しっかりと1日数時間リハビリを受けておられた方からすれば、有料老人ホームのリハビリが「個別の機能訓練は週に1~2回、1回あたり30分程度…」と聞くと物足りないと感じるのはもっともなことですが、これは前述の通り、リハビリの目的が異なることに由来します。

有料老人ホームではベッドから体を起こすこと、車いすに移ること、食べること…これら日常生活上の動作もすべてリハビリであるととらえて、介護職員がそのお手伝いをしながら機能の維持を図る「生活リハビリ」が中心となります。

中でもリハビリ注力型有料老人ホームでは、個々の入居者の身体機能を機能訓練指導員が評価し、リハビリの計画をたてます。
「週に1~2回、1回あたり30分程度」の個別機能訓練は、その計画のあくまでも一部として組み込まれたものであり、それだけではないというのがリハビリ注力型有料老人ホームということになります。

通常の有料老人ホームと、リハビリ注力型の有料老人ホームの違いは、この専任スタッフによる「リハビリ計画の策定とその後の評価」の有無にあると言えるでしょう。

入居した時点での身体機能を把握することで、3か月後、半年後の目標をたてることができ、またその目標への到達度がどの程度か、目標自体を評価することもできます。

リハビリは、ただやみくもに身体を動かせばよいのではなく、筋力や麻痺の程度なども勘案しながら、日常生活を営む上で必要な機能がどの程度残っているか、またその残存機能をどのように活用するかを専門のスタッフが把握し、考えることが大切です。

このことから見学の際は可能な限り、リハビリの責任者が出勤している日を事前に確認されたうえで行くことをお勧めします。

リハビリ注力型有料老人ホームの中には、胃ろうの状態で入居された方が、咀嚼・嚥下のリハビリを経て経口での栄養摂取に戻られた方や、車いすだった方が杖なしで歩くことができるようになった例がいくつもあります。

病院・老健からの退院・退所後のことでお困りの方、どうぞお気軽にウィルホームコンサルプラザまでお問合せください。
リハビリ注力型ホームの情報も取り揃えてお待ちしています。